VRMLを快適に見るための、自作Windowsパソコンのパーツ構成について記します。
ここで紹介するパーツ構成は、比較的無難で費用対効果の高いものです。「VRMLを見たいけど、どのぐらいのマシンが必要なんだろう」と言う方の目安として選んでみました。特価品を足で探したり、一部のパーツの価格を抑えればもっと安く組むこともできますし、ひたすら性能を追求するのでしたら、もっと上位のグレードのビデオカードなどを使用することで、さらに快適になるでしょう。
パーツの重要度は、これまでに組み立てたパソコンのテスト結果などから判断してつけています。VRMLのテスト結果は、けけんけんさんのサイトなどでも紹介されていますので参考にして下さい。
パーツの価格は、2001年2月現在のものを参考にしています。特価品は往々にして店頭にはないことがあるので、WEBなどで調査可能な最低価格+5~10%で購入できれば十分だと思います。
パーツ名![]() 製品名 |
重要度![]() 価格 |
コメント |
OS Windows ?? |
☆☆☆☆☆ \15,000 |
OSは日常での使用用途に合わせて選択するといいでしょう。特定のPCパーツ(マザーボード、HDDなど)と同時購入すると、安価に入手できます。下記のパーツ構成ですと、Windows9X、ME、NT、2000ともに対応ドライバがあります。 |
Case ATX Middle Tower(300W) |
☆☆☆☆☆ \10,000 |
マザーボードがATX規格なので、ATXのケースを選択します。ATX2.03対応で300W以上の電源を搭載しているものをお勧めします。安物のケースは「それなり」ですので気をつけて下さい。 |
Mother Board ASUS CUSL2(Socket370 i815E) |
★★☆☆☆ \15,000 |
133MHzのベースクロックに正式対応していて定評のあるものを選択してみました。最大搭載メモリは512MBです。チップセット内蔵のグラフィック機能は貧弱ですので、ビデオカードは別途購入されることをお勧めします。 |
CPU Intel Pentium !!! 866MHz |
★★★★☆ \24,000 |
予算がきびしい場合はCeleronに変更することで\10,000ほどのコストダウンが可能です。性能はベースクロックの高いものが良くなりますので、できればベースクロック133MHzのPentium !!!を選択したいところです。 |
Memory PC133 SDRAM128MB(CL3) |
★☆☆☆☆ \4,000 |
メモリを大量に積むと、VRMLを見る際のスピードはアップしますが、その効果はあまり大きくはありません。メモリ搭載量は、日常の使用用途を考慮して決定すればいいでしょう。予算に余裕があれば、256MB以上搭載することをおすすめします。 |
Video Card ELSA GLADIAC MX 32MB |
★★★★★ \12,000 |
ぜひ、「ジオメトリエンジン搭載」、「ハードウェアT&L対応」のものを選んで下さい。VRMLを快適に見るのに非常に重要なパーツです。ここでは、画質に定評があり、コストパフォーマンスの高いELSAの製品を選択しました。 |
Sound Card Creative Sound Blaster PCI |
☆☆☆☆☆ \5,000 |
VRMLの再生スピードには関係ありませんが、VRMLには音を使った作品もあるので、サウンドカードも付けます。 |
HDD IBM DTLA-307015(15GB)ATAPI |
☆☆☆☆☆ \12,000 |
よほど大きなファイルを読み込む場合などでなければ、VRMLの再生スピードには関係ありません。1MBあたりの価格は、大容量のHDDの方が優れているので、予算に余裕があれば30GB以上のものを購入するといいでしょう。 |
CD-ROM ×50 ATAPI |
☆☆☆☆☆ \5,000 |
VRMLを見るのには、関係ありませんが、付いていないと困るでしょう。 |
FDD 2 Mode |
☆☆☆☆☆ \2,000 |
VRMLを見るのには、関係ありません。 |
小計 | \10,4000 | 消費税は入っていません。必要に応じて、モデムやLANカードもプラスして下さい。 |